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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻11号

1988年10月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 抗生物質の特徴と使い方

アミノ配糖体とアズトレオナムの比較

著者: 泉川欣一1

所属機関: 1泉川病院

ページ範囲:P.2440 - P.2442

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 β-ラクタム系を中心とした抗生物質の進歩は著しく,多くの抗生物質が開発され,種々の疾患に対し,臨床の場で著しい効果をもたらしている.とくに第3世代セフェム系抗生物質は広い抗菌スペクトルム,強い抗菌力を有し,しかもヒトに対する毒性が少ないため,最も広く使用されている.しかしながら,緑膿菌をはじめとしてブドウ糖非発酵性グラム陰性桿菌に対する抗菌力や,β-ラクタマーゼに対する安定性などに問題も残されている.
 アズトレオナム(Aztreonam,AZT)はモノバクタム系(monocyclic β-lactam)抗生物質で,β-ラクタム環の1位をスルホン酸に置換することによでは,L-threonineから化学合成されている1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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