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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻11号

1988年10月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 抗生物質の特徴と使い方

抗真菌剤の使い方

著者: 伊藤章1

所属機関: 1横浜市立大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2446 - P.2447

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■抗真菌剤の種類
 深在性真菌症に用いられ得る抗真菌剤としては数多くあるわけではない.すなわち,ポリエン系抗生物質としてはナイスタチン(ナイスタチン®)とアムホテリシンB(ファンギゾン®),アゾール系抗真菌剤としてはイミダゾール系化学物質のミコナゾール(フロリードF®注),ピリミジン系化学物質としてはフルシトシン(アンコチル®)だけしかないといってよい.現在臨床検討中の抗真菌剤としては,トリアゾール系のフルコナゾールとイトラコナゾールがある.
 これらの他,抗真菌剤ではないが,放線菌症にはペニシリンが,ノカルジア症にはコトリモキサゾール(バクタ®),ミノサイクリン(ミノマイシン®)が用いられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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