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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻11号

1988年10月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 抗生物質投与の注意事項

抗生物質の副作用(主な抗生物質一覧表を含む)

著者: 遠藤武男1

所属機関: 1京都薬科大学

ページ範囲:P.2480 - P.2484

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 抗生物質はペニシリン系,セフェム系,テトラサイクリン系,マクロライド系,アミノグリコシド系およびポリペプチド系に大別されているが,有効対象微生物によって,抗細菌薬,抗真菌薬,抗ウイルス薬などにも分類される.これら抗生物質の作用として,①細胞壁合成阻害,②細胞膜合成阻害,③蛋白合成阻害,④核酸合成阻害,などがあり,この作用機作は副作用の生起に関係している.
 細胞壁合成阻害は細菌に特有の構造に対する障害であって,宿主細胞にとっては有害とならないので,過敏症の副作用を除いては理想的な作用機作である.ペニシリン系,セフェム系は,この分類に属す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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