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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻11号

1988年10月発行

文献概要

神経疾患診療メモ

手根管症候群の診断と治療

著者: 豊永一隆12

所属機関: 1沖縄県立中部病院・内科 2沖縄県立中部病院・神経内科

ページ範囲:P.2562 - P.2563

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 しびれは頭痛やめまいとともに日常診療において遭遇する最も多い主訴であり,その的確な診断はきわめて重要である.上肢のしびれは頸部脊椎症による神経根炎をはじめとしていろいろな疾患によりひき起こされるが,なかでも手根管症候群は鑑別診断のトップにあげられなければならない.その理由は,日常診療上よく経験され,その診断は容易であり,しかも治療によりほぼ100%の改善が期待できるからである.しかし現実には,手根管症候群をもつ患者の多くは神経痛や頸腕症候群などの曖昧な診断がなされ,適切な治療がなされていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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