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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻12号

1988年11月発行

今月の主題 腎疾患診療の実際

ネフローゼ症候群

膜性腎症—ステロイドは有効か

著者: 霜鳥孝1 阿部昌洋2 荒川正昭3

所属機関: 1新潟臨港総合病院・内科 2新潟県立津川病院・内科 3新潟大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.2606 - P.2609

文献概要

 膜性腎症(membranous nephropathy)は,全ネフローゼ症候群(ネフローゼ)の10〜20%を占め,成人に多く,80〜85%はネフローゼを呈する.組織学的には,腎糸球体基底膜上皮細胞側に免疫複合体(IC)と考えられる沈着物をび漫性に認める糸球体疾患である.
 本症の治療は,理論的には,①ICの抗原が明らかであれば,その除去を試みること,②IC形成に関与する抗体の生成を抑制すること,③沈着しているICを不活化することなどである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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