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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻12号

1988年11月発行

文献概要

今月の主題 腎疾患診療の実際 間質性腎炎

組織学的特徴

著者: 森吉臣1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院・病理部

ページ範囲:P.2618 - P.2620

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 尿細管・間質性腎炎(tubulo-interstitial nephritis,以下TIN)は腎臓の間質および尿細管を中心として炎症性変化を来している状態である.腎内動脈硬化症あるいは糸球体腎炎の際に見られる間質のリンパ球浸潤の意義については不明な点があるが,これを直ちに間質性腎炎とはいわない.間質の変化が二次的な現象として認められる場合は通常TINから除かれる.
 WHOの尿細管・間質性疾患1)を参考にしていただきたいが,尿細管・間質を場とする疾患は多種類に及ぶ.その中でTINに分類されるものは,感染性,薬物性,免疫性に大別できる.それぞれの組織学的な特徴について記述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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