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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻12号

1988年11月発行

文献概要

今月の主題 腎疾患診療の実際 尿細管疾患

Bartter症候群,偽性Bartter症候群—その鑑別診断

著者: 深川雅史1 藤田敏郎1

所属機関: 1東京大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.2640 - P.2642

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■Bartter症候群とは
 Bartter症候群は,1962年に初めて報告された1)症候群で,二次性アルドステロン症の一種であるが,浮腫や高血圧を伴わないという特徴がある.厚生省研究班による診断基準によると,
 1)血漿レニン活性増加
 2)アルドステロンの血漿濃度の増加
 3)低K血症
 4)代謝性アルカローシス
 5)正常ないし低い血圧
 6)アンギオテンシンンII(A II)に対する昇圧反応低下
 7)神経性食欲不振症,慢性の下痢,利尿剤の長期投与がない.
 8)腎生検で傍糸球体細胞の過形成を証明することが望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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