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今月の主題 腎疾患診療の実際 その他の問題
腎血管性高血圧症の診断と治療—手術の適応症は?
著者: 阿部圭志1
所属機関: 1東北大学医学部・病態液性調節学
ページ範囲:P.2644 - P.2645
文献購入ページに移動 腎血管性高血圧症は腎動脈に狭窄病変が生じた結果,腎の灌流圧が低下し,レニン分泌が亢進して高血圧が発症するもので,根治手術可能な高血圧の中でもっとも発生頻度が高い.しかし日常遭遇する患者の中には血漿レニン活性が正常値を示す症例も多い.このような症例でも食塩制限をするとレニン分泌が亢進し,アンジオテンシンIIが高血圧維持機構に関与することを,アンジオテンシン阻害薬を使用することで明らかにすることができる1,2).
最近,変換酵素阻害薬が開発され,本症の診断や治療に応用されている.またバルーンのついたカテーテルで腎動脈を拡張させ,根治治療することもできるようになった3).したがって外科的に手術で治療する症例が少なくなっている.本稿では,近年開発されたレニン・アンジオテンシン系の阻害薬が腎血管性高血圧の病態生理の解明あるいは診断や治療にどのように利用されているか,腎動脈拡張術が行われるようになり,腎血管性高血圧の手術適応がどのように変ったかについて述べる.
最近,変換酵素阻害薬が開発され,本症の診断や治療に応用されている.またバルーンのついたカテーテルで腎動脈を拡張させ,根治治療することもできるようになった3).したがって外科的に手術で治療する症例が少なくなっている.本稿では,近年開発されたレニン・アンジオテンシン系の阻害薬が腎血管性高血圧の病態生理の解明あるいは診断や治療にどのように利用されているか,腎動脈拡張術が行われるようになり,腎血管性高血圧の手術適応がどのように変ったかについて述べる.
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