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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻12号

1988年11月発行

講座 肺癌診療・7

肺癌の治療の現況(1)進行肺非小細胞癌の化学療法

著者: 国頭英夫1 江口研二2

所属機関: 1東京大学医学部・第4内科 2国立がんセンター・内科

ページ範囲:P.2716 - P.2726

文献概要

 多くの努力にもかかわらず,早期肺癌の診断は未だ困難であり,日常臨床の場で遭遇する肺癌は圧倒的に進行期のものが多い.したがって,外科手術・放射線照射などの局所療法には自ずから限界があり,全身療法として化学療法に頼らざるをえない.しかし,これまた多くの努力にもかかわらず,肺非小細胞癌の化学療法は不十分であり,肺小細胞癌の化学療法において1970年代に標準的方法が確立され,1980年代にはState of theArtまで設定されたのに比べ大幅に遅れている.以下,肺非小細胞癌(腺癌,扁平上皮癌,大細胞癌,他)の化学療法の現状と展望について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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