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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻13号

1988年12月発行

文献概要

今月の主題 輸液・栄養療法 電解質輸液の基本的ルール

体液欠乏量の推定法

著者: 本多一文1 斉藤寿一1

所属機関: 1自治医科大学・内分泌代謝科

ページ範囲:P.2758 - P.2759

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 脱水を有する症例の輸液,飲水の量を決定する上で,体液の欠乏状態を評価することは重要である.生体の体液は臨床的には全身水分量,細胞外液量および循環血液量の3つに分けて考えることができる.これらを評価する方法としては,(1)身体所見による推定,(2)体液量を反映する諸検査成績の把握,(3)体液量の直接測定があげられるが,体液量の直接測定は放射性同位元素を用いるなどの点で手技が煩雑であり,広く臨床の場で利用されるまでには至っていない.したがって,実際上,体液量を反映するいくつかの指標を組み合わせて体液欠乏量の評価を進めて行くことになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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