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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻13号

1988年12月発行

今月の主題 輸液・栄養療法

栄養輸液の基本的ルール

栄養輸液と経腸栄養

著者: 長谷部正晴1

所属機関: 1帝京大学医学部・救命救急センター

ページ範囲:P.2800 - P.2801

文献概要

 栄養療法の効果を最大にするためには個々の病態に即した栄養法を行わなければならない.消化器外科の術後に限らず急性期の患者の栄養管理には静脈栄養が広く用いられているが,いったん静脈栄養が行われると,これがいつまでも漫然と続けられる傾向がある.静脈栄養が最善の方法とはいえない場合に,これを継続することは栄養療法の基本的ルールにもとる.患者の病態によっては,他の栄養法に移行したり,あるいは他の栄養法を併用した方がより大きな栄養効果が得られる場合がある.以下に,静脈栄養とともに高カロリー栄養法の両輪の一つである経腸栄養の臨床的意義を明確にし,静脈栄養を行っている患者に対し経腸栄養をいかに有効に取り入れていくべきかについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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