medicina25巻13号

1988年12月発行

今月の主題 輸液・栄養療法

各種病態における輸液のあり方

熱傷と輸液

著者： 久志本成樹¹ 八木義弘¹

所属機関： ¹順天堂大学浦安病院・外科

ページ範囲：P.2834 - P.2836

文献概要

　熱傷，特に広範囲熱傷は外科的侵襲の中でも最大のものであり，きわめてdynamicな全身的反応を引き起こす．受傷直後より進行する循環不全，熱傷ショックは早期の予後を左右する重篤な病態であり，本稿では熱傷ショック期の輸液について主として述べる．