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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻13号

1988年12月発行

検査

検査データをどう読むか

著者: 小出典男1 武南達朗2 辻孝夫2

所属機関: 1岡山大学医学部・中央検査部 2岡山大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2904 - P.2907

文献概要

 症例:45歳,女性.主訴:肝精査.既往歴:特記すべきものなく,輸血歴,アルコール歴もない.家族歴:母が胆石症.現病歴:昭和61年2月,交通事故にあい,頸椎捻挫の診断で鎮痛剤の投与を受ける.昭和61年3月の健康診断で初めて肝機能異常を指摘され,その異常が持続するため,同年8月,精査目的にて当科入院となる.倦怠感,食欲低下,発熱,発疹,掻痒感,腹痛,下痢などの自覚症はない.入院時現症:身長153.2cm,体重55.7kg.浮腫,発疹,貧血,黄疸はなく,手掌紅斑,クモ状血管腫もない.四肢,頭部,胸部に異常なく,腹部では心窩部に肝を3横指触知したが脾は触知しなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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