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文献概要
今月の主題 炎症性肺疾患へのアプローチ 診断のポイントと治療 感染症
日和見感染症
著者: 斎藤厚1
所属機関: 1琉球大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.240 - P.244
文献購入ページに移動 日和見感染症(opportunistic infection)とはopportunistic pathogensによる感染症であるが,分かりやすくいえば,通常は非病原性菌あるいは非病原体とされるもの(平素無害菌あるいは平素弱毒微生物)によって引き起こされる感染症を指し,その宿主はcompromised hostあるいはimmunocompromised hostと呼ばれるものである.
Opportunistic pathogens(日和見感染菌あるいは日和見菌原体)とは健康人には通常ほとんど病原性(pathogenicity)を発揮しないもので,腸内細菌群をはじめとするグラム陰性桿菌群,緑膿菌を代表とするブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌群,嫌気性菌群,結核菌,非定型抗酸菌さらにカンジダ,クリプトコッカス,アスペルギルス,ムコールなどの真菌類,ヘルペスウイルス,サイトメガロウイスなどのウイルス群,およびPneumocystis cariniiやToxoplasmaなどの原虫類など多種多様の病原体が含まれる.
Opportunistic pathogens(日和見感染菌あるいは日和見菌原体)とは健康人には通常ほとんど病原性(pathogenicity)を発揮しないもので,腸内細菌群をはじめとするグラム陰性桿菌群,緑膿菌を代表とするブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌群,嫌気性菌群,結核菌,非定型抗酸菌さらにカンジダ,クリプトコッカス,アスペルギルス,ムコールなどの真菌類,ヘルペスウイルス,サイトメガロウイスなどのウイルス群,およびPneumocystis cariniiやToxoplasmaなどの原虫類など多種多様の病原体が含まれる.
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