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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻2号

1988年02月発行

今月の主題 炎症性肺疾患へのアプローチ

診断のポイントと治療 免疫異常による疾患

サルコイドーシス

著者: 泉孝英1

所属機関: 1京都大学結核胸部疾患研究所・内科

ページ範囲:P.254 - P.256

文献概要

 サルコイドーシスは,病理組織所見から命名された疾患名で,"壊死を伴わない類上皮細胞肉芽腫(サルコイド)病変形成"を主徴とする原因不明の全身性疾患である.全身のあらゆる臓器に病変の形成される可能性があるが,主なる病変部位は,肺(縦隔・肺門リンパ節,肺)95%以上,眼30〜40%,皮膚5〜10%である.臨床症状(表)のみでなく,予後,経過において人種差,民族差の著明な疾患である.以下,肺のサルコイドーシス病変を中心に記載する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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