文献詳細
文献概要
今月の主題 炎症性肺疾患へのアプローチ 診断のポイントと治療 免疫異常による疾患
過敏性肺(臓)炎
著者: 越智規夫1
所属機関: 1大阪府立羽曳野病院・第4内科
ページ範囲:P.258 - P.259
文献購入ページに移動■わが国の過敏性肺炎
1.夏型過敏性肺臓炎
主として西日本で年間に数十例の発症があり,わが国の過敏性肺炎では最も多い.6〜11月(多くは7〜9月)に発症し,夏毎の反復発症をみる.職業・年齢・性別とは無関係.自宅の室内塵に含まれる真菌が原因で家族発生もある.約15年前から注目され,宮川のCryptococcus neoformansと反応する抗体発見により疾患概念が確立し,安藤らによりTrichosporon cutaneumが病因抗原と結論された.古い木造家屋と夏の高温多湿に関係があり,わが国以外からはまだ報告がない.
1.夏型過敏性肺臓炎
主として西日本で年間に数十例の発症があり,わが国の過敏性肺炎では最も多い.6〜11月(多くは7〜9月)に発症し,夏毎の反復発症をみる.職業・年齢・性別とは無関係.自宅の室内塵に含まれる真菌が原因で家族発生もある.約15年前から注目され,宮川のCryptococcus neoformansと反応する抗体発見により疾患概念が確立し,安藤らによりTrichosporon cutaneumが病因抗原と結論された.古い木造家屋と夏の高温多湿に関係があり,わが国以外からはまだ報告がない.
掲載誌情報