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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻2号

1988年02月発行

文献概要

今月の主題 炎症性肺疾患へのアプローチ 診断のポイントと治療 免疫異常による疾患

過敏性肺(臓)炎

著者: 越智規夫1

所属機関: 1大阪府立羽曳野病院・第4内科

ページ範囲:P.258 - P.259

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■わが国の過敏性肺炎
 1.夏型過敏性肺臓炎
 主として西日本で年間に数十例の発症があり,わが国の過敏性肺炎では最も多い.6〜11月(多くは7〜9月)に発症し,夏毎の反復発症をみる.職業・年齢・性別とは無関係.自宅の室内塵に含まれる真菌が原因で家族発生もある.約15年前から注目され,宮川のCryptococcus neoformansと反応する抗体発見により疾患概念が確立し,安藤らによりTrichosporon cutaneumが病因抗原と結論された.古い木造家屋と夏の高温多湿に関係があり,わが国以外からはまだ報告がない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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