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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻2号

1988年02月発行

文献概要

今月の主題 炎症性肺疾患へのアプローチ 診断のポイントと治療 免疫異常による疾患

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

著者: 江藤尚1

所属機関: 1静岡県立総合病院・呼吸器科

ページ範囲:P.260 - P.261

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 アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)は気管支喘息に特異な肺病変と臨床経過を示す疾患である.本症は肺結核や肺癌と間違われやすく,PIE症候群とも本来区別すべき疾患概念であると考えられる.またCroftonらのpulmonary eosinophiliaの分類では,その中のPulmonary eosinophilia with asthmaに含まれるものの,Carringtonらの1)提唱した好酸球性肺炎やABPAの疾患概念が確立した現在は,あまりに包括的過ぎて現実的な意義を失いつつある.以下,症例を呈示し,診断の要点と治療について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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