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文献概要
演習 内科専門医による実践診療EXERCISE
労作時呼吸困難/一過性の記憶障害
著者: 前田裕二1
所属機関: 1国立相模原病院・アレルギー内科
ページ範囲:P.333 - P.336
文献購入ページに移動 43歳,女性,教師.既往歴,家族歴に特記すべきものなし.
昭和58年6月下旬より労作時の呼吸困難が出現した.発熱,胸痛はない.朝,咳嗽とともに非膿性の疾を喀出,その後呼吸困難はやや軽減するという.8月下旬には呼吸困難は自然に消失したが,59年,60年にも同様な症状が,ほぼ同じ頃に出現したため来院した.8月に田舎に帰省したときには症状は消失し,帰宅後より呼吸困難は再び出現したという.そのほか,関節痛,嚥下障害などはない.
昭和58年6月下旬より労作時の呼吸困難が出現した.発熱,胸痛はない.朝,咳嗽とともに非膿性の疾を喀出,その後呼吸困難はやや軽減するという.8月下旬には呼吸困難は自然に消失したが,59年,60年にも同様な症状が,ほぼ同じ頃に出現したため来院した.8月に田舎に帰省したときには症状は消失し,帰宅後より呼吸困難は再び出現したという.そのほか,関節痛,嚥下障害などはない.
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