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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻3号

1988年03月発行

今月の主題 消化性潰瘍とその周辺

消化性潰瘍の治療

消化性潰瘍の薬物療法の現状と展望

著者: 木村健1 木平健1 吉田行雄1 笠野哲夫1

所属機関: 1自治医科大学・消化器内科

ページ範囲:P.422 - P.427

文献概要

 消化性潰瘍の治療の目標は,1)症状改善,2)治癒促進そして,3)再発防止である.抗潰瘍剤の革命児とされるヒスタミンH2受容体拮抗剤の出現,さらにはユニークな薬理作用をもつ数々の防御因子増強剤の開発により,これら治療目標のうち,症状改善と治癒促進はきわめて容易に達成されることになった.しかも,端的に言って,目標をこの2つに限れば,薬剤はH2ブロッカーのみで十分である,あえて防御因子増強剤を併用する必要もない.まして,防御因子増強剤のみでなければならないとする根拠は全く存在しない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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