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今月の主題 消化性潰瘍とその周辺 消化性潰瘍の治療
薬物療法―プロトン・ポンプ阻害剤
著者: 塚本純久1 中澤三郎1
所属機関: 1名古屋大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.438 - P.439
文献購入ページに移動 強力な酸分泌抑制作用を持つヒスタミンH2受容体拮抗剤が抗潰瘍剤の中心として使用されるに至り,入院治療や外科的治療を要する症例が減少してきた.近年,H2拮抗剤よりも更に強力な酸分泌抑制作用を持つプロトン・ポンプ阻害剤が登場し,消化性潰瘍が更に早く治癒することが期待できる状況になった.本稿では,このプロトン・ポンプ阻害剤の最近の知見について述べることとする.
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