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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻3号

1988年03月発行

今月の主題 消化性潰瘍とその周辺

消化性潰瘍の治療

薬物療法―選択的ムスカリン受容体拮抗剤

著者: 石森章1

所属機関: 1東北大学医学部・臨床検査診断学

ページ範囲:P.440 - P.441

文献概要

 ピレンゼピンpirenzepineの登場は,ムスカリン受容体が複数のサブクラスに分類されることを明らかにし,したがってムスカリン受容体拮抗剤(抗コリン作動剤)は表のように従来の非選択的ムスカリン受容体拮抗剤と選択的ムスカリン受容体拮抗剤に二大別され,後者はさらにM1ならびにM2受容体拮抗剤に分類される.消化性潰瘍治療薬として用いられるのは,非選択的ムスカリン受容体拮抗剤と選択的ムスカリン受容体拮抗剤のうちムスカリンM1受容体拮抗剤である.ここではムスカリンM1受容体拮抗剤について述べるが,現在のところピレンゼピンpirenzepineとテレンゼピンtelenzepineの2種類が知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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