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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻3号

1988年03月発行

今月の主題 消化性潰瘍とその周辺

消化性潰瘍の治療

消化性潰瘍の食事療法

著者: 平塚秀雄1

所属機関: 1平塚胃腸病院

ページ範囲:P.458 - P.459

文献概要

 消化性潰瘍の治療法において,食事療法は重要な位置を占めていたが,その基本は潰瘍で侵されている胃・十二指腸粘膜をなるべく刺激しないように保護しながら,十分な栄養をとって全身の栄養状態を改善し,潰瘍の治癒促進をはかることである.すなわち,人間が本来もっている自然治癒力を高めて回復をはかるのであるが,そのためには安静とバランスのとれた食事が不可欠である.また食物には酸中和作用もあり,薬物としての作用も兼ねているが,従来はややもすると"いけない主義"の制限食,低栄養の食事を続けている場合があるが,注意すべきことと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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