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今月の主題 消化性潰瘍とその周辺 消化性潰瘍と類縁疾患
吻合部潰瘍
著者: 田中三千雄1 井田一夫1
所属機関: 1富山医科藥科大学・第3内科
ページ範囲:P.486 - P.487
文献購入ページに移動 「吻合部潰瘍anastomotic ulcer」は「吻合口潰瘍stomal ulcer」,「吻合縁潰瘍marginal ulcer」ともよばれ,胃と腸を吻合した手術後にその吻合部やそれに近接する粘膜に発生する潰瘍である.そのほとんどの例は消化性潰瘍の術後に発生するものであるが,本邦においてはその発生頻度は手術例(広範囲胃切除,幽門洞切除兼迷切)の1%以下である1).
吻合部潰瘍の治療にあたっては,何よりもまず吻合部潰瘍に特有な成因を十分に理解しておかなければならない.
吻合部潰瘍の治療にあたっては,何よりもまず吻合部潰瘍に特有な成因を十分に理解しておかなければならない.
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