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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻3号

1988年03月発行

文献概要

今月の主題 消化性潰瘍とその周辺 トピックス

壁細胞におけるプロスタグランディンの局在

著者: 松本誉之1 荒川哲男1 樋口和秀1 小林絢三1

所属機関: 1大阪市立大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.506 - P.507

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 プロスタグランディン(以下PGと省略する)は,膜に存在するリン脂質に由来するアラキドン酸を基質として生合成される生理活性物質である.胃粘膜においてはPGE2とPGI2が豊富に存在し,細胞保護作用や,酸分泌抑制作用などを通して,胃粘膜防御機構の中枢を構成している.筆者らは,これまで困難とされていた胃粘膜内PGの局在を免疫組織化学的手法により証明することに成功した.そこで本稿では,PGの胃粘膜内における局在について述べるとともに,その制御機構との関係などについて,最近その役割が注目されている壁細胞を中心として解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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