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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻3号

1988年03月発行

文献概要

今月の主題 消化性潰瘍とその周辺 トピックス

難治性胃潰瘍の内視鏡的超音波断層像

著者: 山中桓夫1 吉田行雄1 笠野哲夫1 木村健1

所属機関: 1自治医科大学・消化器内科

ページ範囲:P.508 - P.509

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 胃潰瘍の診断は,X線・内視鏡検査によって行われる.超音波内視鏡は,X線・内視鏡検査によって確認された潰瘍の超音波断層像を描出して,その評価を行う.すなわち,超音波内視鏡による潰瘍の評価は,従来のX線・内視鏡による粘膜表面の変化に基づく潰瘍の評価と異なり,潰瘍の断層像による評価である.このことが超音波内視鏡による潰瘍の評価の特徴であり,新たな観点からの潰瘍の評価方法として期待される所以である.
 本小論では,超音波内視鏡による胃潰瘍の超音波断層像を示し,而して難治性胃潰瘍の特徴について言及したい.難治性胃潰瘍の概念については別項で示されるが,ここでは,内科的治療により3カ月以上治癒(瘢痕)に至らない胃潰瘍とした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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