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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻3号

1988年03月発行

文献概要

演習

心電図演習

著者: 上原哲史1 石村孝夫1

所属機関: 1大阪・北野病院循環器内科

ページ範囲:P.547 - P.551

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労作時の息切れ,動悸を訴えて来院した72歳男性
 既往歴 45歳頃より高血圧(拡張期圧100〜/20mmHg)および痛風で加療中.60歳,脳血栓にて4カ月入院.現在ごく軽い右片麻痺を残す.喫煙80本/日/40年.
 家族歴 母,脳梗塞のため死亡.
 現病歴 61歳頃より,坂道や階段の昇行時,急に気分が悪くなり,息切れ,動悸,顔面蒼白となり,冷汗が出現する.約10分間その場に立ち止まっていると自然に消失する.同発作は年に4〜5回あった.安静時に出現することはなく,ニトログリセリン舌下錠は使用したことがない.また記憶に残るほどの激しい胸痛を覚えたことは一度もない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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