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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻4号

1988年04月発行

今月の主題 今日の心不全診療

心不全の診断と重症度評価

生化学的検査から

著者: 武藤弘行1

所属機関: 1東京大学医学部第2内科

ページ範囲:P.588 - P.589

文献概要

 心不全の状態においては,生体諸臓器の組織の酸素需要に応じた血液の拍出が困難となり,これを代償するために循環血液量が増大し,静脈系のうっ血をきたす.心不全における臨床症状は,この心拍出量の低下と静脈系のうっ血の結果生じるものである.生化学的検査における異常値の出現は,主として,肝障害と電解質異常を含めた腎障害によるものであり,循環障害時の肝と腎への影響を生化学的検査からみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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