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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻4号

1988年04月発行

文献概要

今月の主題 今日の心不全診療 心不全の治療方針

入・退院のタイミング

著者: 石川欽司1

所属機関: 1近畿大学医学部第1内科

ページ範囲:P.606 - P.607

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 心不全治療薬の著しい進歩と生活環境の改善により,心不全患者は重症でも退院可能となり,以後入退院をくり返すことになる.このような患者にとっても,日々の生活は生命を維持するためのみでなく,家人とともに生活を楽しみながら寿命を終えるべきで,慎重を期すあまり,いたずらに長期入院を強いることなく,適切な時期に退院させるべきであろう.重症例でありながら外来通院している以上,必ず再入院が必要となり,この時期を誤らないことが大切となる.
 そこで,このタイミングがよく調整され,10年以上それなりの生活を保てている症例1と,医師あるいは患者側に原因があり死亡した症例2,3をあげて,入退院のタイミングを検討してみよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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