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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻4号

1988年04月発行

文献概要

今月の主題 今日の心不全診療 薬物治療—適応,使い方,副作用

ジギタリス

著者: 田村勤1

所属機関: 1帝京大学医学部第2内科

ページ範囲:P.616 - P.617

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 ジギタリスはこれまで心不全の第1選択の薬剤であったが,近年,利尿剤や血管拡張剤の導入により,ジギタリスのこれまでの地位がゆらぎつつある.とくに急性うっ血性心不全では,利尿剤や血管拡張剤のような速効性のあるものがファーストチョイスとして使用されることが多くなってきた.加えて,ジギタリスは治療域が狭く,使用中は中毒の可能性を常に考慮する必要があることもその欠点の1つである.しかし,ジギタリスは経口で用いることができるほとんど唯一の強心剤であり,現在でもうっ血性心不全の治療には欠かすことのできない薬剤であることに異論はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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