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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻4号

1988年04月発行

文献概要

今月の主題 今日の心不全診療 薬物治療—適応,使い方,副作用

利尿薬と輸液

著者: 千田彰一1 三木茂裕1

所属機関: 1香川医科大学第2内科

ページ範囲:P.618 - P.622

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 心不全の内科的治療は,その原因および増悪因子の除去に努めるとともに,うっ血状態の改善を目標に,①心臓に対する負荷および心仕事量の軽減(日常生活制限,血圧調節,起坐位など),②過剰のNaと水の軽減(食塩摂取制限,飲水制限など),③心臓のポンプ機能の改善(心収縮力増強)を,主な方針として行うことが必要である.
 このような目的に使用する薬物としては,強心薬,利尿薬,血管拡張薬などがある.このうち利尿薬は,主に腎に作用して尿量を増加させ,体内のNa・水を排泄する結果,循環血漿量が減少して肺うっ血を改善し,また体うっ血と浮腫を軽減させる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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