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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻4号

1988年04月発行

文献概要

今月の主題 今日の心不全診療 心不全患者ケアの問題点

心不全患者と妊娠

著者: 杉下靖郎1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科

ページ範囲:P.670 - P.671

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■心不全の誘因としての妊娠・分娩
 正常心の場合,妊娠により循環血液量は増加し,それによって心拍出量は増加する(妊娠6〜7カ月頃に心拍出量は30〜40%増加する).すなわち妊娠は,心臓に対して,容積負荷(volume overload)として作用する.心拍数は軽度増加するのみであり,血圧は不変である.
 一方,分娩中にも心拍出量が増加するが,この場合は心拍数が増加し,労作による心拍出量増加と同様である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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