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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻4号

1988年04月発行

文献概要

今月の主題 今日の心不全診療 心不全患者ケアの問題点

外科手術

著者: 新田政男1 谷口興一1

所属機関: 1東京医科歯科大学第2内科

ページ範囲:P.672 - P.673

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 心不全は,外科手術にとって最大の危険因子の1つである.しかしながら近年,心不全治療薬の開発,外科手術手技の発達,麻酔法の進歩,術前・術中・術後管理の充実などにより,心不全患者に、対する一般外科手術の適応が拡大されている.実際に手術死亡率は減少してはいるが,心不全はそれ自体患者の生命を脅かす最大の因子であり,患者の病態や重症度によりriskはさまざまである.
 心不全患者に対する外科手術は,適応や手術術式などの面でいろいろと問題点が多く,術前・術中・術後管理がうまく行われないと患者の生命が危険である.本稿では,心不全合併症例に一般外科手術を施行する際の手術適応,術前・術中・術後管理の問題点とその対策について述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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