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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻4号

1988年04月発行

今月の主題 今日の心不全診療

座談会

心不全の治療をめぐって

著者: 芹澤剛1 斎藤宗靖2 佐藤友英3 山口徹4

所属機関: 1東京大学医学部第2内科 2国立循環器病センター心臓内科 3帝京大学医学部・第2内科 4三井記念病院循環器センター内科

ページ範囲:P.689 - P.702

文献概要

 山口(司会) 本日は「心不全の治療をめぐって」と題して,第一線でご活躍の先生方にいろいろお話をうかがっていきたいと思います.心不全の問題はいろいろありますが,その中でもとくに治療の実際的な面について,コツといいますか,チェックポイントとpitfallをお聞かせいただけたらと思います.
 心不全は心臓のポンプ機能の低下,それに伴う末梢臓器の循環不全,組織への酸素の需要・供給のアンバランスがその病態です.実際の治療は原因を治す原因治療と,心不全状態を治療する対症療法に大別されますが,今日は対症療法に話を絞って,原因治療がなかなか難しそうな,たとえば拡張型心筋症とか,陳旧性の心筋梗塞に伴う心不全,連合弁膜症に伴う心不全などを想定して話を進めていきたいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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