icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina25巻5号

1988年05月発行

今月の主題 肝炎への新しいアプローチ

急性肝炎へのアプローチ

アルコール性肝炎—発症メカニズムと臨床像

著者: 蓮村靖

ページ範囲:P.812 - P.813

文献概要

■アルコール性肝炎とは
 アルコール性肝炎とは,常習飲酒者において,アルコールに起因した肝細胞の変性・壊死性変化と炎症反応が生じた病態をさす.
 アルコールによって生ずる肝細胞の変性は,脂肪化(fatty change),風船様腫大(ballooning),アルコール硝子体(Mallory bodies)形成といった特有な形態学的形状を示し,また肝内の炎症反応も多くは好中球浸潤の形をとるので,アルコール性肝炎は,とくにその典型例は,ウイルス性肝炎や薬剤性肝炎などとは明らかに異なった特徴のある肝組織所見を呈する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら