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文献概要
今月の主題 肝炎への新しいアプローチ 慢性肝炎へのアプローチ
慢性肝炎の活動性のとらえ方—臨床検査による
著者: 赤羽賢浩1
所属機関: 1山梨医科大学・第1内科
ページ範囲:P.834 - P.836
文献購入ページに移動 慢性肝炎の概念はわが国と欧米では差異がみられる.わが国では,6カ月以上肝臓に炎症が持続している病態を慢性肝炎とし,原因として主として肝炎ウイルスの感染を想定している.さらに肝臓の病理組織所見により,活動性activeと非活動性inactiveに分類しているが,これはstage分類であり,相互に移行がみられることがある点が付記されている.
一方,ヨーロッパ分類あるいは国際分類と呼ばれる欧米の分類では,chronic persistent hepatitisとchronic aggressive (active) hepatitisに分類されているが,この分類は病型分類を志向しており,後者は肝硬変への進展の可能性を秘めた疾患とされている.また原因に関しても,B型,非A非B型肝炎ウイルスの他に,自己免疫性肝疾患やアルコール,薬剤,炎症性腸疾患,代謝性疾患など種々のものが含有されている.
一方,ヨーロッパ分類あるいは国際分類と呼ばれる欧米の分類では,chronic persistent hepatitisとchronic aggressive (active) hepatitisに分類されているが,この分類は病型分類を志向しており,後者は肝硬変への進展の可能性を秘めた疾患とされている.また原因に関しても,B型,非A非B型肝炎ウイルスの他に,自己免疫性肝疾患やアルコール,薬剤,炎症性腸疾患,代謝性疾患など種々のものが含有されている.
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