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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻5号

1988年05月発行

文献概要

カラーグラフ 眼と全身病

サルコイドーシスの眼症状

著者: 宇山昌延1

所属機関: 1関西医科大学・眼科

ページ範囲:P.880 - P.881

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 サルコイドーシスは全身諸臓器を侵し,肉芽腫性炎症を発病する.発病部位としてリンパ節,肺が最も注目され,その他,心筋,筋肉,肝などにも現れる.特に,肺外症状としては眼と皮膚の発病の多いことが紹介されているが,眼の発病は頻度が高く,重篤である.眼病変による視力障害はサルコイドーシスによる最も重篤な合併症であることが十分認識されていない.
 眼にはぶどう膜炎を発病する.その他,眼窩に皮膚サルコイドーシスの狼瘡が発生したり,眼窩内に肉芽腫を作り,眼窩腫瘍の形で発病することもあるが珍らしい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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