medicina25巻6号

1988年06月発行

今月の主題 リウマチとその周辺 病因と病態

免疫遺伝学

著者： 平山謙二¹ 笹月健彦¹

所属機関： ¹九州大学生体防御医学研究所遺伝学部門

ページ範囲：P.952 - P.953

　一般に疾患の発症には遺伝要因と環境要因の2つが必要である．原因不明の難病と称される疾患の発症に関わる遺伝要因，および環境要因は複雑で多種多様である．ここでは，リウマチ性疾患，特に慢性関節リウマチ（RA）を中心として，その宿主側の遺伝要因解析のあらましについて紹介したい．