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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻6号

1988年06月発行

文献概要

今月の主題 リウマチとその周辺 病因と病態

リウマトイド因子

著者: 渡辺一雄1 粕川禮司1

所属機関: 1福島県立医科大学第2内科

ページ範囲:P.958 - P.959

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 リウマトイド因子(Rheumatoid factor:RF)は,IgGのFc部分に対する自己抗体である.最初に慢性関節リウマチ(Rheumatoid arthritis:RA)患者血清中に発見され1),RA患者で陽性率が高いことから,リウマトイド因子と呼ばれているが,必ずしもRAに特異的な自己抗体ではない.さらにRF陰性のRA患者が存在すること,精製RFを正常人に注入しても,障害作用は起こらないことから,一時期その病因的意義に疑問がもたれたが,測定法の進歩や,関節局所での検討などから,現在ではRAの病因に大きく関与していると考えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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