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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻6号

1988年06月発行

文献概要

今月の主題 リウマチとその周辺 診断

リウマチの関節外症状

著者: 斎藤輝信1

所属機関: 1東北労災病院リウマチ膠原病科

ページ範囲:P.972 - P.973

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 慢性関節リウマチ(RA)の主病変は,関節であるが,貧血,微熱,体重減少などを伴う全身性消耗性疾患である.
 本症の関節外症状1)(表1)はきわめて多彩であり,一般にリウマトイド因子高値例に頻発する.また,重症度と比例する傾向にあるが,罹病期間とは関連しない.ときに,関節外病変がRAの前景となり,根底に血管炎が存在する場合,リウマトイド動脈炎(血管炎)を伴ったRA,ないし悪性関節リウマチ(MRA)と呼ばれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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