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今月の主題 リウマチとその周辺 治療
非ステロイド性抗炎症剤
著者: 根岸雅夫1
所属機関: 1昭和大学医学部第1内科
ページ範囲:P.984 - P.987
文献購入ページに移動 非ステロイド性抗炎症剤(非ス剤:NSAID)の歴史は古く,西洋ではヒポクラテスが柳の樹皮を煎じて疼痛性疾患に使用したといわれ,東洋では楊子江流域の住民が虫歯の歯肉に柳の小枝をさしこんで疼痛を軽減した(楊枝).……いずれもサリチル酸含有物質の応用がなされていたと記載されている.1899年,Hoffmanによってアスピリンが合成されて以来,数多くの非ス剤が開発され,その使用目的に応じて使い分けされるようになっている1).
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