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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻7号

1988年07月発行

文献概要

今月の主題 高血圧治療のポイント editorial

高血圧治療—最近の動向

著者: 猿田享男1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科

ページ範囲:P.1120 - P.1121

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 近年,降圧薬は次から次へと新しいものが開発され,高血圧を専門としているものですら,どの薬剤を使ったらよいか,その選択に戸惑うほどである.しかし,これら多くの薬剤の特徴を熟知し,使い慣れてくれば,数種の降圧薬しかなかった時代と異なり,各患者の病態に合わせたきめの細かい治療が可能である.よい薬剤がたくさん登場してきたことから,副作用をあまり心配せず,軽症高血圧から治療を開始しても薬剤の投与効果を挙げられると期待されている.このような治療により,未だ頻度の高い虚血性心疾患の発症が,どれだけ予防できるかである.
 以下に,高血圧治療に関する最近の問題点を取り上げてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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