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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻7号

1988年07月発行

文献概要

今月の主題 高血圧治療のポイント 高血圧の一般療法

食事療法—食塩,カリウム,カルシウムなど

著者: 伊東康1 藤田敏郎1

所属機関: 1東京大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.1136 - P.1138

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 今日,降圧薬療法が本態性高血圧症の治療法の主流を占めており,多くの臨床研究が降圧薬投与の意義を示していることは事実であるが,古くから行われている食事療法は現在でも軽視することはできない.
 高血圧の薬物療法の進歩は,近年とくに目ざましい.しかしながら,高血圧の原因が明らかでない現在,薬物による降圧療法も対症療法の域を出ていない.また最近,全高血圧症の70%を占めるといわれる軽症高血圧に対する薬物療法の是非が議論されている.すなわち,高血圧の治療は長期にわたって行う必要があり,薬物療法に際しては,常に作用とともに長期的な副作用を考慮しなければならないからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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