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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻7号

1988年07月発行

文献概要

今月の主題 高血圧治療のポイント 合併症を伴った高血圧の治療

高血圧と高脂血症の合併

著者: 秦葭哉1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科

ページ範囲:P.1186 - P.1188

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■高血圧と高脂血症の合併頻度
 わが国の30歳以上の成人で,拡張期血圧が90mmHg以上の高血圧者の頻度は,28.5%と推定されている1).また,同じ30歳以上で総コレステロールが260mg/dl以上またはトリグリセライドが300mg/dl以上の高脂血症者の頻度は20.1%と推定される2).1987年度のわが国の30歳以上の人口は7,050万人であることより3),30歳以上で高血圧と高脂血症の合併する率は5.7%,人数で約403万人となる.この数は,高血圧者の21%,高脂血症者の36%にあたる.つまり,高血圧者の約1/5,5人に1人に高脂血症の合併があり,高脂血症者の約1/3,3人に1人が高血圧の合併例であるということになる.この頻度は,臨床的にみてかなりの高率である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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