文献詳細
文献概要
今月の主題 老人診療のポイント 症候・病態の特徴
骨粗鬆症
著者: 藤田拓男1
所属機関: 1神戸大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.1332 - P.1333
文献購入ページに移動■骨粗鬆症とは
すべての人では,成長とともに骨量が増加した後,老化とともに骨量が減少する.これを生理的骨減少という.生理的骨減少はすべての人で起こるが,これがある程度を越すと体重を支えることが難しくなり,骨折または骨変形が起こる.このようにして生理的骨減少の基礎のうえに起こった代謝性骨疾患が骨粗鬆症で,骨の成分は正常とあまり変らない(図1).
すべての人では,成長とともに骨量が増加した後,老化とともに骨量が減少する.これを生理的骨減少という.生理的骨減少はすべての人で起こるが,これがある程度を越すと体重を支えることが難しくなり,骨折または骨変形が起こる.このようにして生理的骨減少の基礎のうえに起こった代謝性骨疾患が骨粗鬆症で,骨の成分は正常とあまり変らない(図1).
掲載誌情報