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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻8号

1988年08月発行

文献概要

今月の主題 老人診療のポイント 治療および処置上の注意点

転倒防止

著者: 江藤文夫1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院・リハビリテーション部

ページ範囲:P.1364 - P.1365

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■転倒原因の診断
 転倒は大腿骨頸部骨折や硬膜下血腫などに直結する外傷機転を生じるのみでなく,その他の骨折や打撲や捻挫を伴うことが多く,日常生活を不活発にする要因として重大である.
 転倒の原因は身体的因子と,生活環境に関連した外的因子に分けられる(表)1).多くの場合,複数の原因が見いだされる.老年者では高齢になるほど,転倒の頻度が増大するが,その中に心筋梗塞や肺炎などが先行していて,原疾患の典型症状を欠くために気付かれていない例があり,注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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