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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻8号

1988年08月発行

文献概要

救急 図解・救命救急治療

呼吸管理のポイント

著者: 矢埜正実12

所属機関: 1都城市郡医師会病院・麻酔科 2都城市郡医師会病院・ICU

ページ範囲:P.1448 - P.1453

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 呼吸管理は,呼吸障害に対して血液ガスを正常範囲に保ち原疾患の回復を待つ,また肺水腫やARDs(成人呼吸窮迫症候群)ではPEEP(positive end-expiratory pressure,呼気終末陽圧)が病態を改善させる.高齢者や重症患者への呼吸管理は,努力性呼吸によって余分なエネルギー消費による体力の消耗を防ぐ目的でも人工呼吸は行われる.近年,呼吸不全が悪化してから人工呼吸による呼吸管理を行うのでなく,予防的な呼吸管理が行われている.本稿では,呼吸管理の手順,ポイントを述べる.呼吸管理は,気道は確保されているか,その上で呼吸はどうかを判断する.同時に血液ガス測定を行っておくことが大切である.
 急性呼吸不全の管理のポイントを図1に示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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