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今月の主題 カルシウム代謝と骨 カルシウム・骨代謝の調節系
血清カルシウム濃度の調節系
著者: 松本俊夫1 尾形悦郎1
所属機関: 1東京大学医学部・第4内科
ページ範囲:P.1482 - P.1484
文献購入ページに移動血清Ca濃度の調節上最も重要な役割を演じているのは副甲状腺ホルモン(PTH)であるが,正常なCa代謝平衡の維持には1,25水酸化ビタミンD[1,25(OH)2D]の存在が必須である.カルシトニン(CT)もCa代謝平衡の維持に何らかの役割を演じているものと考えられる.これらのホルモンの分泌および作用は,他のホルモンによって相互に影響を受けあっている.したがって,Ca代謝調節系の評価にあたっては,これらホルモンの相互作用を念頭に置いた上で総合的に解析する必要がある2).
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