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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻9号

1988年09月発行

文献概要

今月の主題 カルシウム代謝と骨 カルシウム代謝異常症と骨

ビタミンD欠乏症

著者: 森井浩世1

所属機関: 1大阪市立大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1512 - P.1514

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 ビタミンD欠乏症を表のように分類することができる.すなわち栄養源としてのビタミンD,またはプロビタミンD摂取の不足,紫外線照射の低下,消化管異常による吸収不良症候群,様々な理由による1α-hydroxylaseの低下をあげることができる.1α-hydroxylaseの欠損ないし低下は,先天的に生ずるビタミンD依存症I型の他,慢性腎炎およびその結果として長期血液透析治療を受けている患者,抗痙攣剤投与,カドミウム,鉛などの重金属中毒によっても生ずる.老化によって1,25(OH)2Dの産生が抑制されると考えられており,老化に伴う様々な障害と関連している可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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