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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻9号

1988年09月発行

今月の主題 カルシウム代謝と骨

内分泌疾患と骨

末端肥大症

著者: 大西利夫1 高本勝之1 土屋寛泰1 森本茂人1

所属機関: 1大阪大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.1540 - P.1542

文献概要

 骨粗鬆症の原因疾患の一つに末端肥大症が挙げられてきた.確かに高齢の末端肥大症患者の骨はレ線像で骨梁が粗になっており,骨粗鬆症的な像を示す例もある.しかし,日常経験する例の大部分はレ線学的にも骨量が増加しているように思われる.骨粗鬆症の診断はレ線像だけではなく,組織学的検査や骨塩量なども参考にする必要があり,末端肥大症の骨について再検討が加えられつつある.
 また,骨カルシウム代謝に関係するホルモンの測定も近年著しく進歩したので,本症における骨・カルシウム代謝についても述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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