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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻9号

1988年09月発行

文献概要

検査

検査データをどう読むか

著者: 佐守友博1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院・臨床検査部

ページ範囲:P.1638 - P.1641

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 症例:54歳,男性.主訴:上腹部痛,家族歴:兄弟に肺結核あり,その他特記すべきことなし(後に詳述).既往歴:昭和24年,肺結核にて右肺上葉切除.昭和35年,イレウスにて開腹手術.両手術の際,輸血(+).現病歴:昭和55年より上腹部痛出現し,近医にて胆石症の診断を受けているが,その時には肝機能低下のため,手術を見合わせ内服療法を行いながら近医にて経過観察していた.昭和62年3月16日,仙痛発作を起こし,本院(濁協医大越谷病院)消化器内科を紹介され,コンピューター断層撮影,胆のう造影,超音波検査にて胆のう内胆石症と確定診断を受けている.10月下旬,右季肋部の仙痛発作出現し,10月31日,消化器内科より一般外科を紹介され,手術目的で11月20日入院となる,入院時現症:身長154cm,体重55kg,意識正常,眼球・瞼結膜正常,胸部:心音正常,右背部に手術創痕(+),右肺呼吸音減弱,腹部:肝脾触知せず,腹部に瘢痕形成した手術創痕(+),四肢異常なし,神経学的検査異常なし.入院時検査成績を表1に示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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